英語の勉強を始めたいと思っても、何から手をつければいいのか分からない…と悩んでしまいがちですよね。TOEICのためなのか、仕事で英語が必要になったのか、それとも自己研鑽のために英語を勉強したいのかによって、英語の勉強の始め方は異なります。
今回は、社会人にとって最適な英語の勉強の始め方を紹介します。目的によって具体的な勉強の始め方は違いますが、社会人が英語を勉強したいと思った際に共通する重要なポイントを紹介していきます。
目次
英語の勉強の始め方が重要な理由とは?効率よく勉強を進めるコツ
社会人にとって最も効率的な英語の勉強の始め方とはどのようなものなのでしょうか。貴重な時間を割いて勉強するのであれば、効率的な方法でしっかり英語を身に着けたいですよね。英語の勉強を始める前に、初心者にとって本当に効果的な英語の勉強の始め方を知っておきましょう。
英語の基礎がないと勉強しても意味がない場合がある
「英語の勉強を始めよう!」と思い立って、聞き流しで英語のシャワーを浴びることに挑戦したり、洋画や海外ドラマを日本語字幕なしで見ようとしたりしたことはありませんか?
聞き流しや字幕なしでの洋画の視聴は、初心者にとっては効果が薄い英語の勉強の始め方です。英語の基礎ができていない状態で大量の英語を聞いても、意味を理解することができず、ただの音の羅列としてインプットされてしまいます。
聞き流しや洋画といった一見取り組みやすそうな勉強法に惹かれてしまいますが、初心者だからこそ、英語の基礎を固める勉強の始め方がおすすめです。
基礎英語を勉強することで学生時代に学んだことを思い出せる
初心者が英語の勉強の始め方を意識することのメリットの一つは、基礎固めを行うことによって学生時代に学んだ内容を思い出せることです。
英語を勉強するうえでベースとなる知識は、誰もが中学や高校ですでに学習しています。とはいえ、社会人になってからも学生時代に勉強した内容を完璧に覚えている人はほとんどいません。中学英語の復習から始めることで、かつて学んだ知識を思い出すことができます。
中学から大学までの間に受けた英語の授業の時間は1000時間を超えています。これまでに誰もが英語を勉強した1000時間を生かす学習の始め方こそ、基礎から復習する方法です。
英語の勉強の始め方に順番はある?英会話と英作文はどちらが先?
社会人にとって最も効率の良い英語の勉強の始め方はどのような方法なのでしょうか。効率的に英語を身に着けるために強化するべき技能や、学習の順番などを知っておくことで、無駄なく英語の勉強を始められます。
英語の勉強はリスニングから始めよう
社会人にとって最善の英語の勉強の始め方は、リスニングから取り組むことです。聞き流すのではなく、7~8割理解できるレベルの英語をしっかり聞くのがおすすめ。
英語をマスターするには、聞く・話す・読む・書くという4つの技能が必要です。この4技能を習得する順番を意識することでより効率的な学習を行うことができます。
英語の勉強を効率よく行うためには、聞く→読む→話す→書くという順番で学習するのがベストです。母語であれば、聞く→話す→読む→書くという順序で習得するのですが、第二外国語の場合は聞く・読むというインプットから勉強するのが効率的であるとされています。
社会人が英語を仕事に生かすにはスピーキング強化がおすすめ
社会人が英語を仕事に生かすためには、スピーキング力を強化するのが効果的です。学校のテストやTOEICで高得点を狙うだけであれば、聞く・読むといったインプット中心の勉強でも問題ありませんが、仕事で使う英語にはスピーキングが必須といっても過言ではありません。
仕事で英語を使う際は、英語はコミュニケーションの「手段」として使われます。学校のテストでは、英語そのものが「目的」となっているため、インプット中心でも高得点をとることが可能です。
しかし、実用レベルでの英語の勉強の始め方としては、スピーキング力強化を見据えた学習を行う必要があります。
キャリアアップ?自己研鑽?目的に合わせた英語の勉強の始め方!
英語を勉強したいと思う動機は人によって異なります。自分に合った学習法に最短ルートでたどり着くためにも、英語を学ぶ目的によって勉強の始め方はどう変わるのかを知っておきましょう。
TOEIC対策のために英語を勉強したい時の始め方は?
TOEIC対策のための英語の勉強の始め方として最善なのは、聞く・読むというインプットの技能を伸ばす方法です。社会人が会社で求められることが多いTOEICとは、L&Rテスト、つまりリスニングとリーディングのテストを指します。
TOEICでハイスコアを狙う場合は、インプットを中心に学習を進めましょう。また、TOEIC対策を行う上では本番のテスト形式に慣れることが大切です。繰り返し模試を解き、TOEICの問題の傾向などをつかみましょう。
業務上英語が必要な場合の勉強の始め方
業務上英語が必要な場合は、英語の用途によって勉強の始め方が異なります。例えば、資料を読んだり、書類を作成したりするのがメインの場合、読む・書くという二つの技能が必要です。
顧客とコミュニケーションをとるために英語が必要なのであれば、聞く・話す技能を伸ばす必要があります。まずは何のために英語が必要なのかを考え、それに沿った学習計画を立てましょう。
共通して伸ばすべき技能として強いて挙げるのであれば、スピーキングです。スピーキングができるようになるとリスニングの能力も向上し、ライティングの習得にも役立ちます。
趣味で英語を勉強したい時の始め方は自由?
趣味で英語を勉強したい場合、何から始めるべきなのでしょうか。趣味で勉強をするのだから好きな方法で勉強を始めてもいいと思いがちですが、趣味で英語を勉強する場合でも、効率的な英語の勉強の始め方を選んだほうがその後の学習が続きやすくなります。
字幕なしで洋画を見たい!と思ったときに、最初からネイティブ同士の会話が続く洋画を見始めてもほとんど理解することはできません。理解できない状態が続いてしまうと、モチベーションも下がってしまいますよね。
地道ではありますが、レベルに合わせた学習を行うことこそ英語を習得するための最短ルートです。
まとめ
英語の勉強を始める時、効率的に学習を行うためには英語の勉強の始め方がとても重要です。聞き流すだけの学習法など、初心者にとって魅力的に見える学習方法は実は英語の基礎が身についていない段階では効果的ではありません。
初心者におすすめの英語の勉強の始め方は、中学英語などの基礎から学習を行うことですが、それによって学生時代に学んだ内容を思い出すこともできます。
なぜ英語が必要なのかという目的によって、おすすめの英語の勉強の始め方は変わります。まずはあなたが何のために英語を学ぶのかを考え、自分に合った技能を伸ばす学習法を見つけることが大切です。