近年では日本国内でも、英語の重要性が高まり小学校から英語の授業が導入されるなど、日本人の英語力を上げるよう見直されています。
しかし実際に海外で流暢に英語が話せるかというとそうでもありません。英語を「読む」ことが出来ても、英語を「話す」ことが出来ない日本人は意外にも多いです。
英語を「話せる」ようになるためには、正しい発音を聴くことが大切になります。中でもおすすめの英語の勉強法は「洋楽」を聴くことです。なぜ洋楽を聴くことで英語力が上がるのかその理由を理解し、実践することで英語力の向上を図れます。
目次
学校や英会話教室で習っても英語が上達しないワケとは?
なぜ英語を授業で習っているのに上達しないのか?その理由は勉強の仕方に問題があるからです。
単語を覚えるだけのインプット型だから
日本の学校での授業では単語と文法を教えてくれますが、会話など実際に英語に触れる授業がないため、英語を「読む」ことは出来ても「話す」ことが出来ない状態になってしまいがちになります。
そのため英語のテストで高得点を取れている人でも、海外に行った際にリスニングとスピーキング力不足で会話できないということも少なくありません。
聞く・話すをしないから
英語も日本語と同じで毎日継続して聴いて、言葉にすることで話せるようになります。ですが日本では本場の英語を聴いたり、話したりする機会が少ないため自分で積極的に英語に触れることを意識する必要があります。
一番お手軽な英語の勉強方法は「洋楽」を聴くことです。洋楽には日常に使える単語が多く取り入れられているので、正しい発音を理解することが可能です。
英語の勉強には洋楽がおすすめ!英語が上達する曲やアーティスト3選!
洋楽を聴くといっても、ただ単に何でもいいわけではありません。できるだけきれいな発音がされている洋楽が望ましいです。今回は特に英語の勉強におすすめな洋楽を3つ紹介します。
The Beatles(ビートルズ)
・All My Loving
・Lucy In The Sky With Diamonds
・Penny Lane
・Let It Be
・The Long And Winding Road
The Beatles(ビートルズ)は、イギリス出身の有名バンドで日本でも知らない人はいないと言っても過言ではないほどです。
またビートルズの曲は、難しくない単語も多く使われており、聴き取りやすいスピードで歌われているのでリスニング力を上げることができます。
Carpenters(カーペンターズ)
・Close to You
・Top of The World
・Yesterday Once More
Carpenters(カーペンターズ)の曲は反復練習に向いた曲と、スローテンポなメロディーが特徴です。シンプルな曲調ながら現代でも色あせることなく人々に愛される名曲がたくさんあります。
またボーカリストのカレン・カーペンターの綺麗な発音も挙げられ、単語が一つ一つ丁寧に発音されているので、正しい発音を勉強することが可能です。
QUEEN(クイーン)
・Bohemian Rhapsody
・I Was Born To Love You
・Crazy Little Thing Called Love
QUEEN(クイーン)の曲は日本のCMでも、度々起用されるほど分かりやすいメロディーと、ボーカリストのフレディの美しい発音が頭に残ります。
また「Crazy Little Thing Called Love」には、日本人が苦手とされている「L」と「th」が多発しているので、弱点の認識や練習におすすめの曲です。
洋楽を取り入れることで得られる効果は?洋楽を聴くメリットとは
なぜ教材などを使用したリスニング練習ではなく洋楽で勉強をするのか。英語の勉強に洋楽を聴くメリットとは何なのか見ていきましょう。
リスニング力を付けられる
教材では単調な会話が流れるだけなため、聴いていても頭に残りにくいですが、洋楽は聴いて真似して歌ったりすることができるのでリスニング力を高めるのに効果的です。
また曲の中で気になる箇所がある場合は、聞き流さずにきちんとどんな意味の単語かを調べてから何度も聴くようにすると、よりリスニングの効果が高まります。
スピーキング力が上がる
洋楽を何度も聴いて歌っているうちに、自然とネイティブな発音に慣れてきます。赤ちゃんが言葉を覚えるのと同じで、自分の発音を聴き取れるようになることで言葉を話せるようになります。
なるべく自分の好きなアーティストや曲の中から、勉強するのに適した曲調をチョイスすると、飽きることなく何度も繰り返し聴けるので自分の好みから選ぶようにしましょう。
フレーズが頭に入るから語彙が増える
洋楽ではアーティストの歌い方によって、教材のような丁寧な言い方ではない、様々なネイティブの言い回しを知ることができます。
また洋楽も日本の曲と同じようにサビなど繰り返しのフレーズがあるので、頭に残りやすく自然に覚えることが可能です。
まとめ
日本人が英語を話せないのは、身近に英語を聴く環境がないのが理由の一つとして挙げられます。そのためいくら単語を覚えても英語を話せるわけではありません。
話せるようになる最大の近道は、ネイティブな発音を何度も繰り返し聴くいしかないため、勉強法にも工夫が必要になります。
歌は親しみやすく、好きなアーティストや曲であれば覚えやすいため、英語の勉強に洋楽を聴いて楽しく英語を話せるようになりましょう!