英語を今後の仕事やキャリアアップのために身につけておきたい方もいらっしゃるでしょう。しかし、社会人になると仕事もあるのでなかなか勉強時間が取れなかったり、そもそも意欲につながらずに継続できないケースがありますね。
昨今の状況が理由で英語を勉強するメリットが埋もれてしまっています。ですが、他の要因のせいにしても自分の能力は磨けません。英語を勉強すると仕事面でメリットがあります。その根拠や役に立つ理由を知っておくと、学習への意欲につながりますよ。
目次
英語を勉強するメリットが埋もれてしまう昨今の状況がある
英語学習にやる気が出ない理由は、個人的な理由と昨今の状況があります。自分がどんな理由で勉強への意欲が湧かないかを理解すると、英語を勉強し続けるメリットに気づけますよ。
英語学習にやる気が出ない個人的な要因
現在、仕事でも日常生活でも英語でコミュニケーションをする機会がない人は英語の勉強にメリットを感じないでしょう。英語を使って何かをする目的がなければモチベーションはどんどん下がってしまいますね。
仕事ですぐに英語を使わない人でもTOEICや英検を1つの目標にするのも良いでしょう。
翻訳ツールが利用できる
最近では英語の翻訳ツールがどんどんと進化していて、一昔前よりも精度が上がっています。インターネットではページごと翻訳できるシステムがあります。また、Siri、Alexa、Googleなどの音声アシスタントに声をかければ日本語から英語へすぐに翻訳してくれます。
翻訳ツールは完璧ではないと知っていても、便利ですので自分が勉強して英語を身につける意義が感じられなくなります。
コロナ禍で海外に触れる機会が少ない
2020年から始まったコロナ禍で日本と海外を行き来する人が減りました。仕事で英語を生かそうと思っていたけれど、海外出張がなくなったなど英語圏と触れる機会が減っています。感染症を取り巻く状況は日々変化していますが、実際に実力を発揮できる場が少ないのが現状です。
【参考:出入国在留管理庁 「令和2年における外国人入国者数及び日本人出国者数等について」】
仕事のために英語を勉強するメリットは?今後英語を生かせる分野
英語を勉強するメリットが感じられない現状も多いですが、英語は言語影響指数でトップの言語です。英語が身についているとビジネスで有利になる分野がありますので、当てはまる方や転職したい方は要チェックです。
英語は言語影響力指数でトップ
言語影響指数とは、以下の分野でどの言語がどれだけ影響するかを表したものです。
・経済
・地理
・コミュニケーション
・知識、メディア
・外交
世界にはたくさんの言語がありますが、この5つの分野全てで英語がトップの影響力です。つまり、英語が身についていればビジネスにおいてはかなり有利になります。翻訳ツールが発達しているとは言っても、直接コミュニケーションをする場で機械を操作しながらではマナーがなってないと思われてしまうでしょう。英語を勉強するメリットは、ビジネスの場で影響力のある言語で円滑なコミュニケーションができる点だと言えます。
ビジネスで有利になる分野は?
ビジネスでは英語ができると昇給や昇進に有利になるという話はよく耳にするでしょう。特に、「金融・保険業」、「放送・出版・広告業」の分野では英語ができるかどうかで賃金水準に関わってくるとも言われます。
マクロ経済の観点からみると、英語でコミュニケーションができると、言語障壁がなくなるため貿易のやり取りがスムーズになります。交渉や詳細な情報をやり取りする必要があるビジネス分野では、細かい部分が伝わらないと大問題ですよね。
そのため、コミュニケーションを英語でできる力を培っておくと、生きた英語を扱えるため仕事で評価されやすいのです。
【参考:財務総合研究所「英語力がもたらす経済効果」】
英語を勉強すると情報が入るメリットがある!仕事にどう生かす?
英語を勉強する最大のメリットは情報収集に役立つ点です。情報が入ってくると仕事で大いに役に立ちます。コロナ禍だからこそのメリットもありますよ。
最先端の情報が手に入る
日本は先進国で技術や医療が発達していそうですが、世界的に見ると実は最先端の分野が少ないのが現状です。英語を勉強するメリットは、貿易関係はもちろん、医療、金融、技術的な側面の情報を翻訳を待たずにすぐに手に入れられる点です。
最先端の情報をすぐに手に入れられると世界の状況がわかったり、自分の仕事・研究にいかせます。
オンラインで活躍する
コロナ禍でオンラインが増えたからこそ、英語圏の講座や講義などにも参加できる幅が広がっています。そのさいには翻訳なしで聞いたり質問したりする機会が多くなります。英語でのオンライン講座に日本にいながら参加できるのは英語を身につけている人しかできませんね。
まとめ
今は仕事で英語を使っていなかったり、翻訳ツールに頼っていたりで英語を勉強するメリットが曖昧になっている人も多いでしょう。英語は世界にたくさんある言語の中でも経済、地理、外交などの分野で影響力がトップです。金融系や広告業などの分野は英語ができると昇給・昇進に有利です。
英語を勉強する最大のメリットとしては、最先端の情報がいち早く入手できる点です。世界には日本よりも発達した分野があり、それらの論文やデータなどは英語で発表される場合が多いです。最先端の情報を入手すると、自分の仕事や研究に生かせるため、ビジネスの場で評価されやすいです。