英会話を学んでいると必ずぶつかってしまう「上達しない」という壁。
それはインプットばかりで「アウトプット」をあまりしていないからかもしれません。
英会話を上達させるコツは様々ありますが、一番重要なのはインプットとアウトプットの両立です。
しかし、英会話のアウトプットの代表は「会話」。
1人だとなかなか練習する機会がないでしょう。
会話以外にアウトプットをする方法はあるのでしょうか?
そこでこの記事では、自宅で1人でもできる英会話のアウトプット方法を3つご紹介します。
英会話学習の参考にしてみてください。
目次
英会話が上達するコツはインプット&アウトプットの両立にあり!
英会話が上達するコツはずばり「インプットとアウトプットの両立」です。
では、英会話のインプットとアウトプットとは具体的にどのような勉強法なのでしょうか?
まずは英会話のインプットとアウトプットについて解説していきます。
英会話のインプット=文法・語彙を学ぶ
英会話においてインプットとは「文法・語彙を学んで英語に関する知識を増やすこと」です。
英語の分野でいうとリーディングとリスニングが該当します。
日本での英語教育は、基本的にインプットが中心です。
英語のテストなどで単語や文法を覚えさせられたという方も多いのではないでしょうか?
言葉を覚えなければ話すことも書くこともできないため、インプット中心の教育となるのは当たり前です。しかし、インプットだけでは英会話の上達は頭打ちとなってしまいます。
英会話のアウトプット=話す・書く
英会話のインプットに対するアウトプットとは「文章を書くこと・話すこと」です。
ライティングとスピーキングが該当します。
しかし、書く・話すにはまず言葉を知らなければいけません。
だからといってインプット偏重になるとせっかく覚えた語彙を活かす機会はないでしょう。
アウトプットしないままでは理解力を高めることは到底不可能です。
だからこそインプットとアウトプットは両立しなければいけません。
アウトプット=「相手がいないとダメ」ではない!
アウトプット=書く・話すことですが、このうち「話す」については誰かが居ないとできない、と思われがちです。
しかし、アウトプットの方法は話すこと以外にもあります。
英文を書くだけでなく、実際に英語の発音を聞いて理解できるかを試したり、検定を受けたりということも十分なアウトプット活動になるのです。
これらのアウトプットは1人でもできます。
自宅で学習するには最適ですね。
今回はその中でもおすすめのアウトプットのコツをご紹介します。
【英会話が上達するアウトプットのコツ①】字幕なし海外動画視聴
まず最初にご紹介する英会話が上達するアウトプットのコツは「字幕なし海外動画を視聴すること」です。
字幕を消して自分のリスニング力を試そう
リスニングはインプットの一部です。
しかし、字幕や日本語を見ず・聞かずに英語のリスニングをすることは、自分の知識を試すチャンスでもあります。
その中でも字幕無しで海外動画を視聴するのは、本場の喋り方を確認する上でも良いアウトプットとなるでしょう。
動画はYoutubeの動画でも良いですし、動画配信サービスやDVD・Blu-rayの洋画でも構いません。
どちらの場合でも、字幕を消して見てみましょう。
洋画の場合、セリフ同士や環境音の重なりで普通のリスニング音声とは違った聞こえ方をします。
本格的な英語の音に慣れるという意味でも役立ちますよ。
一度見たことある作品だと、ストーリーを理解する作業がないため、セリフの理解に集中できるのでおすすめです。
自信がないorわからなければ字幕を見ながら勉強
もしまだうまく聞き取れる自信がない、もしくはうまく聞き取れなかった場合は字幕を表示して再度チャレンジしてみましょう。
字幕を表示してもう一度見てみることで、自分がどこを理解したのか・できなかったのかが確認できます。
日英字幕対応であれば、英語の字幕も出してみるとより理解を深められるでしょう。
大好きな作品であれば、字幕版を見たあとでもう一度字幕無しで見てみてください。
セリフと語彙が結びついていれば、スッと理解できるようになっているはずです。
【英会話が上達するアウトプットのコツ②】英語日記をつけてみる
次におすすめな英会話が上達するアウトプットのコツは「英語日記をつけてみること」です。
継続することで積み重ね効果も
日課として日記をつけているという方はいるかもしれません。
その日記を短くても英文でつけてみる、という習慣に変えることも、勉強法としておすすめです。
日記は日記帳・手帳に手書きするのも良いですが、SNSに投稿するのも良いでしょう。
日記をきっかけに英会話勉強中のフォロワーと繋がると、自然とアウトプットの機会も増えていくはずです。
また、英語日記で大事なのは「積み重ねられること」です。
積み重ねを可視化できるので、数カ月後に見直した時にどれほど成長しているのか振り返ることができます。
最初は短くともよいので、毎日続けることを心がけてください。
たまに長文に挑戦すると◎
英語日記を何週間か続けられるようになったら、たまには長文に挑戦してみましょう。
いくつものセンテンスが連なる文章を書くのは大変ですが、良いトレーニングにもなります。
日記の内容は、日記なので日常的なことで問題ありません。
SNSに載せないなら、心の内を書いてみるのも良いでしょう。
もちろん「どういった表現を使えば良いのかわからない」という場合は、その都度調べてから書くようにしてください。
思ったことやその日あったことを、母国語ではなく英語でアウトプットすることで、日常の言葉と英語が自然と結びつきやすくなります。
日々積み重ねをして振り返ることもできるので、ぜひ試してみてください。
【英会話が上達するアウトプットのコツ③】検定試験を目標に勉強
最後にご紹介する英会話が上達するアウトプットのコツは「TOEICなどの検定を目標に勉強すること」です。
受検までの勉強がインプット&アウトプットに
大人になってから英会話の勉強習慣を身に着けたいのであれば、テストを受ける機会を自分で作ってしまいましょう。
目標が設定できるので、あてもなく勉強するよりも学びやすくなります。
英語に関する検定試験は様々あります。
英検やTOEICはもちろんのこと、目的や業種に合わせた試験が30以上実施されているのです。
現在の業種に合わせた検定があれば、それを目標にすると仕事にも役立つでしょう。代表的な検定が以下です。
検定の名称 | 内容 |
実用英語技能検定(英検) | 代表的な英語の検定テスト |
TOEIC | リスニング・リーディングを主にしたテスト |
幼児教育・保育英語検定 | 幼児保育・幼児教育に特化した英語検定 |
日商ビジネス英語検定 | 報告書や電子メールなど、ビジネス英語の実務向けライティングに特化した検定 |
観光英語検定 | ホテルやガイドなど観光業界に従事する方向け。対訪日外国人向け英語コミュニケーションが学べる |
最終目標点数を設定すると長期効果アリ
試験を受ける最大のメリットは、勉強した結果どれくらいの英語レベルなのかを確認できる点です。
ここでぜひ考えておきたいのは、最終目標点数の設定です。
これは長期目標でもあります。
長期目標を立てると「その点数を取るために何をどれくらい勉強したら良いのか?」という道のりが見え始めます。
その後、日々どれくらい勉強するのかという短期目標が立てられるようになるでしょう。
勉強習慣をつけることでノルマ達成能力も上がり、仕事にも役立つかもしれません。
受検料がかかるのであまり多くの回数を受けたくはないかもしれませんが、企業によってはこういった検定の受検料に補助がつく場合もあります。
ぜひ活用してみてください。
【参考:日本の資格・検定「英語の資格・検定」】
まとめ
英会話のアウトプットというと、誰か相手がいないとダメというイメージがありがちです。
しかし1人でもできるアウトプットもあります。
特にあてもなく勉強をしているのであれば、検定試験を目標にしましょう。
英会話をアウトプットする習慣を持ちたいなら、英語日記がおすすめです。
好きな映画を教材にできる字幕なし洋画視聴も良いトレーニングとなります。
英会話が上達するコツはインプットとアウトプットの両立です。
大事なのはできる限り多様なアウトプット手段を持つということ。ぜひご紹介したアウトプットを実践してみてください。